住宅に困窮する低額所得者のための住宅なのに
市営住宅に住み始めて1カ月がたちました。今日は、公営住宅の入居を考えている人の参考になればと、実際にかかった初期費用をまとめてみようと思います。
家賃は格安ですから、そのうち元は取れるのでしょうが、最初にかかる費用が貧乏人にとってはきつすぎます。生活に困っている人たちのための住宅のはずなのに、納得いきません。
私は貯金で何とかなりましたが、実際には入居をあきらめてしまう人もいるんじゃないかな。
あと、保証人を2名探さないといけないのもハードルが高い。(全国的にこのルールかはわかりませんが)
”保証人”という響きだけでも重いのに、署名をもらうだけではなく、印鑑証明や所得証明も用意してもらわないといけません。余計に頼みづらいです。家族以外の人にお願いするときは特にきついと思われます。
実際にかかった入居費用
最低限必要なもの
敷金 | 53,700 |
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日割り家賃 | 5,960 |
共益費 | 600 |
引越代 | 65,880 |
合計 | 126,140 |
参考までに、引越し日は4月末です。時期によってはもっと安く抑えられるでしょう。
敷金は家賃の3カ月分です。家賃は所得によって金額が違い、私の場合いちばん安い金額です。
これらの費用さえ払えばとりあえず住み始めることはできますが、不便です(-_-;)
引っ越し後揃えていったもの
カーテンレール | 3,240 |
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風呂釜 | 160,000 |
ガス保証金 | 20,000 |
網戸補修 | 1,404 |
合計 | 184,644 |
やはりお風呂が痛い出費となってます。比較的新しい公営住宅には風呂付もありますが、古いものはまずないと思った方が良いですね。前の住人のものが残っていたらラッキー!使える状態のものならね・・・。
網戸も入居者負担のはずでしたが、枠だけは残しといてもらったようでよかった。張り替え費用のみで済みました。
というわけで、我が家の場合、市営住宅入居にかかった初期費用合計は¥310,784でした(゚д゚)!
まだ十分ではない
普通のアパートへの引越しの時と比べても、かなり費用が掛かりました。でもまだエアコンもつけてないし、照明がない部屋もあります。
そこそこ快適な暮らしをするならあと10~15万は必要となりそうです。ですから公営住宅への入居をお考えの方は、比較的設備の整っている新しめの建物を狙うか、古い建物なら40万くらいのお金を貯めておいた方が良いと思います。
安い家賃で住めることは本当にありがたいのですが、生活に困窮している人がこれだけの初期費用を用意できるとは思えません。困窮とまではいかなくても、貧乏家庭の我が家でもギリギリでした。
公営住宅の色々な決まり事を考えてるのって絶対貧乏とは縁のない人たちですよね~。