家を買った頃
マイホームを購入しようと思ったら、大抵の人は住宅ローンを組むことになると思います。今でこそ市営住宅住まいの貧乏人ですが、かつては私もマイホーム購入を夢見て多くの住宅展示場をめぐり、実際に新築一戸建てに住むことができました。
ローンを組んだのは元夫ですが、頭金を捻出したのは私です。結果、ローン35年・ボーナス払いなしの月々9万という支払いが付いて回ることになりました。
家を建てたときは、共働きだし繰り上げ返済もできるだろうと思っていました。しかし、元夫の借金癖はなおらずあえなく離婚。間取りも内装もすべて自分が選んだ夢のマイホームを去ることになりました。
当然元夫は1人でローン返済を続けることになったのです。最初は子ども2人とも私が連れて行きましたし、養育費も払わないんだから、月々9万の返済だって余裕でしょ?って思ってました。
まさかの競売!?
途中から息子が元夫のもとに行きましたが、それでもローン返済は何とか続けているようでした。(私にお金を借りることもありましたし、電気代を滞納して止まることはたびたびありましたが・・・)
しかし息子の中学入学準備でいろいろお金がかかったようで、数カ月ローンの返済が滞ってしまったようなのです。当然銀行からはその通知が届いていたはずですが、忙しくて見てなかったとのこと。気付いて銀行に確認をとった時には「もう手遅れです」と言われたのだとか。差し押さえですね。
ただ一つだけ手段があり、期日までに滞納分を全額振り込めば競売は避けられると。その額およそ40万。
・・・という内容のことを私に報告してきたんですよ!つまり金貸してくれっていうことですよね。
金銭感覚がおかしいのは治らない
結婚してる頃から数えたら、何度も何度も同じような目に遭ってますからね、私。結婚してる時はさ、次こそは変わってくれる!って信じてお金を出してたけど、結局変わらなかったもん。だから離婚したんだからさ。
その報告を受けたのは引越し前だったから、無職とはいえ全く貯金がないわけではなかった。でも貸さなかった。色付けて返すから!って言われたけど、貸す義理はない。正直、マイホームの購入を望んでたのは私だけだったから、責任を感じないわけでもない。それに息子のことを考えるとかわいそうだったけど、最悪また私が引き取ればいい。
仮に私がお金を貸したとしたら、彼はきっと思うはず。お金が無くてピンチでも何とかなるって。
人望があるのか?
結果的に、彼は周りのあらゆる友人・知人にお金を借りに行き、40万円をかき集めました。ある意味すごい。金銭感覚はおかしすぎるけど、なぜだか人に好かれる性格のようです。1人に40万円貸してくれって言うのは無理だとしても、40人に1万円貸してって頼むのは案外いけるのかもしれない。
でも大事なのはその後だから!ちゃんと返さないと友人も失うことになるからね。今回は競売を免れたけど、ヤツのことだから息子の高校受験の頃、同じことになりそうな気がします(-_-;)