貧乏暮らしのシンプルライフ

病気持ちのシングルマザーが社会の底辺で生きる日常を語ってます。現在、娘と市営住宅で2人暮らし。貧乏話とシンプルライフの話題が中心のブログです。

それでも人生は続く・・・引きこもりおばさんの極貧生活【近況報告】

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まさかバイトも落ちるとは

週1のペースで面接を受け、ちょうど30社目の不採用が決まった時、私は思った。もともと自己肯定感は低かったけど、他人から見ても価値のない人間なんだと。

アラフォーという年齢から、正社員はやはり難しいのかと、スーパーやホームセンターのバイトにも応募した。実際中年のおばさんもたくさん働いているし、さすがに採用されるだろうと思った。

しかし、不採用だった。何が原因なのかまるで分らない。愛想よく面接も受けたつもりだし、心理テストのような適性検査も、本来の自分を隠してポジティブ人間が選ぶであろう回答を選んだ。

新しい履歴書を買う度、証明写真を撮る度、これがなくなるまでには仕事が決まりますように!と思った。でももうずっと決まらないような気がして求人を探すのもやめてしまった。

崩壊の始まり

もう失業保険の給付も終わっていた。貯金を切り崩して行けるところまで行くことにした。最低限の生活ができればいいと、ガス、ネット、携帯は解約した。

ネット・携帯はなくても特に困らなかったが、完全に社会と断絶された気分になった。特に何をするわけでもなく一日中同じ場所に座り、ただ無駄に時間が過ぎて行った。

動かないから腹も減らず、食事は1日1回。外に出るのも億劫で、家にストックしてある非常食で済ませた。

そのうち何をするのも嫌になり、娘の世話もしなくなった。娘は朝一人で起きて、何も食べずに学校に行く日が続いた。それはすぐさま元夫の耳に入り、虐待だと言われ、娘は連れていかれてしまった。

正直ほっとしている自分がいた。今の自分にまともな子育てなどできない。それどころか自分の面倒さえろくに見れないでいたのだから。

 

セルフネグレクト

ガスがないと何が困るかというと、お風呂だ。さすがに水風呂はきつい。だから最初は鍋でお湯を沸かし、水で薄めて適温にしていた。これは何度もキッチンと風呂場を往復しなければならず、しかもお湯を沸かすのにもそれなりの時間がかかるので、骨の折れる作業だ。

それが面倒で入浴が1日おきになり、2日おきになり、ついには3日4日と入らなくなった。いくら冬で汗をかかないと言えども不潔である。それでもどうせ引きこもっているだけだからどうでもいいと思っていた。

髪もとかさず、顔も洗わず、歯も磨かず、もう廃人まっしぐらの生活だった。ある時ふと鏡を見たら、死んだ目をした実年齢よりもだいぶ老けて見えるばばぁがうつっていた。マリーアントワネット現象かと思うほどに白髪が増えていて驚いた。

狂暴ばばぁに気を付けろ

どうしても外に出ないといけない時、(通院だったり、国保の支払いだったり)まるで何かが乗り移ったんじゃないかと思うほど怒りが爆発することがあった。

それは急に怒りのスイッチが入り、制御不能になる。例えば月1で通っている精神科にて。常々精神科医の言うことなんて当てにならないし、信用なんてするかと思っていた。ただ処方箋出してくれればそれでよかった。医師は温厚でいい人そうなのだが、毎回のように「そのうち必ず良くなりますよ」と言ってくる。その言葉を聞き続けて何年になることか。思わず「適当なこと言ってんじゃねー!」と怒鳴ってしまった。精神科ではそんな患者も多いだろうから、医師は冷静だった。ただ次から行きづらくてしょうがない。

 

そしてまたある時は、路上で見知らぬおばさんに怒鳴りまくってしまった。それは車を運転しているときのこと、一旦停止を無視して私の車の前に突っ込んできた車があった。急ブレーキを踏んだので助手席に置いてあった荷物が車内に散らばった。ちょうど赤信号だったので、車から降りて前の車に怒鳴りこんだ。50代と思われるおばさんだった。「おい、ばばぁ!何飛び出してきてんだよ!」自分もばばぁであることを棚に上げ、口をついて出てしまった。

 

自分は怒りのコントロールもきかなくなったことを思い知り、ますます外に出るのが嫌になり、現在に至る。

思いがけない贈物

こんな生活になって、死にたいとは思わなかったけど、ただ消えたいと思った。自分の存在を消してしまいたい。自分を知っている人間なんてほとんどいないし、社会のゴミ同然なんだから、いてもいなくても変わらない。

ところが今日、私宛に荷物が届いた。”ひとま”宛で届いたのだ。ブログを読んでくれた人からだとすぐわかった。でもなぜ?もう3カ月以上も更新せず放置してるし、もっと言えば生死だってわからない。そんな奴に贈り物をしてくれるなんて、奇特な人がいるものです。

私のファンであることと、元気を出してくださいとのメッセージが書かれていた。もうしばらく口にしていないお米だった。

リアルな友達なんていないけど、会ったこともないのに私を思ってくれる人がいるんだと思うと心が震えた。久々にポジティブな感情が沸き上がった。

これは感謝の思いを伝えなければ!と思いWi-Fiのつながる場所にパソコンを持ち出し、久々のブログ更新をするに至った。

 

お米を送ってくださったS様、本当にありがとうございます。もう一度、頑張ってみようと思えました。

 

今日はだいぶと重い記事の内容になってしまいましたが、辛い出来事も面白おかしくしちゃうのがこのブログの持ち味だと思うので、またぼちぼち記事を書いていこうと思います。時間だけはたっぷりあるので(^^;)