貧乏暮らしのシンプルライフ

病気持ちのシングルマザーが社会の底辺で生きる日常を語ってます。現在、娘と市営住宅で2人暮らし。貧乏話とシンプルライフの話題が中心のブログです。

モノについて考えさせられる映画「365日のシンプルライフ」を観ました

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公開時から見たいとは思っていた「365日のシンプルライフ」ですが、これはフィンランドの映画で上映していたのは割と小さなところばかり。見に行こうと思うと映画代以上の交通費を払わなくてはならず、レンタルを待っていたところでした。

つい先日Amazonから割引クーポンが届いたので、初めてレンタルしてみました。割引価格で200円。

www.365simple.net

おもしろくはないが良いドキュメンタリー

何か面白い映画ないかな~って言う人にはお薦めできませんが、シンプルライフやミニマリストに興味のある人にはお薦めの映画です。

おもしろくはないと書きましたが、冒頭の主人公が素っ裸で夜道を駆け抜けるシーンはおバカだな~と笑えました。

この映画を簡単に説明すると、主人公の青年は失恋したということもあり、たくさんのモノを持っているのに幸せじゃないと感じ始めます。そこで何ともクレイジーな行動に!アパートにあるすべての持ち物を貸し倉庫に預けます。着ているものでさえも。

それで1日1個ずつ必要なものを部屋に持ち帰るという実験を365日間続けるのです。1年間は食べ物以外の物を買うのも禁止です。

捨て魔の人は参考に

シンプルライフ・ミニマリスト・断捨離・・・いろいろ言葉はありますが、少ないもので暮らそうと思ったらまずすることはモノを捨てることです。捨てることを後ろめたいと思う人、逆に捨てることが快感になってしまう人もいる。

この映画はシンプルライフをするために、いらないものを捨てるんじゃなくて、必要なものを選ぶという方法をとっているのが良いと思いました。一旦物をすべて預ける場所が必要ですから、誰でもできる方法ではないですが、やれるもんならやってみたいです。

疑似体験として、一つの部屋に自分の所有物を全部集める、ワンルームなら部屋の一角に集める、というのならできそうです。家族がいる人は理解を得られるよう要相談ですね(^^;) 

私は次の引越しの時にぜひやってみたい。荷物を詰めるときにも選別しますが、荷物を出すときにもう一度確認する。「これは本当に必要なものか?」と。

結局は人だと思う

主人公は毎日1つずつ必要なものを選んでいく生活の中で気付きます。生活に必要なものはせいぜい100個だと。そして次の100個は生活を楽しむためのものだと言います。残り165個は何でしょうね。なくても困らないけど自分が自分らしくいられるモノ、なりたい自分に近付けるモノ、大切な人を幸せにできるモノ・・・?映画の最後に主人公が選んだ365個のリストが出てくるんですが、全部は字幕がついてなくて残念。

モノについて考える映画ですが、映画ではこの実験をするために様々な人の協力が描かれています。大物を運ぶときは友人が手伝ってくれたし、まだすっぽんぽん状態の時は弟が食べ物を買ってきてくれました。おばあちゃんは主人公の良き相談相手だったし、実験中には恋人もできました。

どんなモノをどれだけ持っているかより、どんな人たちと共に生きているかが幸福度に大きく関係しているように感じました。