貧乏暮らしのシンプルライフ

病気持ちのシングルマザーが社会の底辺で生きる日常を語ってます。現在、娘と市営住宅で2人暮らし。貧乏話とシンプルライフの話題が中心のブログです。

格差はなくならない!?平等が不平等を生む不思議

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おバカなりに考えてます

自分はどちらかというとおバカな部類に入ると思うのですが、脳科学が好きだったりします。正確に言えば脳科学で説明できる日常生活にかかわる興味深い話が好きです。つまり専門用語がずらりと並んだほんまもんの脳科学はチンプンカンプンなのです。

テレビがあるころは脳科学の専門家が出ているバラエティ番組や情報番組を好んでよく見ていました。茂木健一郎先生のアハ体験とか好きだったな~。

今では面白そうな脳の働きに関する本があると読んでます。途中で放棄することも多々あり…。今日読んだ本は気軽なエッセイとして楽しく読めて、なおかつ興味深いテーマもあったので少しご紹介します。脳はなにげに不公平 パテカトルの万脳薬という本です。

 

不平等な世界の方が安定する!?

脳回路においては不平等な方が安泰なのだそうです。難しい話ですが神経細胞をつなぐシナプスには強弱があり、不平等な脳回路というのは強いシナプスはほんの少しでその他は弱いシナプスという状態です。それが人間の年収の分布図とほぼ一致するというから驚きです。

どうして不平等になってしまうのか?ということがわかる実験が不思議で面白かった!

  1. 100人に一万円ずつ配る
  2. ランダムに2人を選ぶ
  3. ランダムに選んだ1人目から2人目へ千円を渡す
  4. これを1000回繰り返す

このルールだと不平等な部分はないように思います。でも結果はごく一部が大金持ちとなり、多くの貧乏人が出現するということでした。

平等な世界を求めても無駄?

実験の結果を見るとそもそも平等な世の中なんて存在しないのかと思えてきます。実験は単純なルールで、実際の世界は運以外の様々な要素も関係してきますからこの実験がすべてとは言い切れないのかもしれません。

でも一部の金持と多くの貧乏人というバランスが必然なのかな~と思ってみたり。そうするとうちが貧乏なのも世の中のバランスを保つために必要なのでは!?と貧乏を正当化してみたり…(^_^;)

一億総中流なんてま・ぼ・ろ・し!

 

しかしながら著者は、この脳回路の不平等な方がうまくいくという事実を人間社会に単純に当てはめるべきではないとも言っています。貧乏人の不満が募れば爆発して不安定になる?一揆や下克上などを例に挙げていましたが、今の世の中だとせいぜいデモくらいでしょうか。

 

どんなに格差・不平等を叫ぼうとも、命に限りがあるということにおいてはみな平等だから、文句たらすより限りある時間を楽しんだ方が賢いかもね。