貧乏暮らしのシンプルライフ

病気持ちのシングルマザーが社会の底辺で生きる日常を語ってます。現在、娘と市営住宅で2人暮らし。貧乏話とシンプルライフの話題が中心のブログです。

シングルマザーにやさしい子育て村に移住したい

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ここに住み続ける理由

私は生まれてからずっと同じ町に住み続けている。特別思い入れがあるというわけでもないし、住みやすいということもない。別の場所で暮らしてみたいと思ったことは何度もある。しかし、住んでみたい特定の場所はなかったため、行動に移したことはなかった。

生まれ育った場所にとどまる最大の理由は甘えだったかもしれない。今のところ両親とも健在だ。何かあったら頼れるという安心感がある。実際、子どもたちの就学前は散々面倒を見てもらっていた。

下の子も小学校に上がった今では、子守りを頼むこともほとんどなくなった。この地にとどまるメリットも感じられない。もっと自分らしく生きられる場所があるのではないかと思う。

移住という選択 

福島県川内村のシングルマザー支援の記事を読んだ。住居費、転居費用の助成、車の貸与など、移住するのにかかる費用も最小限に抑えられそうな支援内容だ。

シングルマザー支援で目指せ「子育て村」 福島・川内村:朝日新聞デジタル

こういった取り組みをしている自治体は他にもあるようだが、なぜ今まで知らなかったのだろうと思う。子どもが小さいころなら、私だけの意思で決められたのに。今では子供もしっかり自分の意見を持っているので耳を貸さないわけにはいかない。

 

試しに娘に聞いてみた

「今よりも広いお家に住めて、母さんのお仕事も見つかるところがあるんだけど引っ越していい?」

「とーちゃんとにーちゃんとじじとばばと友達に会えなくなるからイヤ!」

予想はしてたけどやっぱりそこか。卑怯なやり方だがお小遣いやおやつ、欲しいもので釣ってみてもダメだった。友達はまたできるとしても、家族はそういうわけにはいかない。ダメオヤジでも娘には必要な父親だ。一度は一緒に暮らせなくし、次は滅多に会えないところに引き離す。今はその時期ではないかもしれない。

例えば小学校卒業まで待ったとしたらどうだろう?別々の中学になる友達もいるだろうし諦めてついてきてくれるか?今度は田舎には行きたくないと言われるかもしれない。

 

何か良い説得方法はないものか。娘を説得する方法はないと分かりつつも、諦めきれない自分がいる。ここではないどこかで人生を再スタートさせたい。そんなのはただの我がままに過ぎない。娘の寝顔を見ながら、自分の背負っている責任の重さを改めて感じる新月の夜。